少女には向かない職業。

ようやっと読み終わりましたん。
桜庭一樹の作品は嫌いじゃないのれすが、たまに凄まじく精神状態を引っ張られるモノがあるのと、どーもこの作品がまさにソレに該当しそうな気配があったので後半に読み進む勇気がなかなか出ず。

実際には杞憂2割って感じでしたが。
ちなみに、一番引っ張られて後遺症が酷かったのは「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」、次いで「推定少女」とくるのれすが、各々別々に感想は書いているので詳細略。

今回の作品は、「砂糖菓子~」よりは酷くないけど(いや、結末としてはこっちの方がまし…なのか?)、主人公が確実に犯罪者になっているところが「推定少女」ほどアカルイ未来という訳にはいかず、といった感じ?

殺人が発生した状況を考慮して多少情状酌量の余地あり、とかにはなるのかも知れないけど、1度目はともかく2度目は確実に殺意を持って行動してるからなぁ。良くて少年院、なんだろうね。

ところで。
この作品、書店で注文したときは内容をまーーーーったく誤認してまして。
なぜか、「桜庭一樹の自伝」とか今思うとどこでそんな風に思ったのか思い出せないよーな勘違いを。

思うに、「少女には向かない職業」=「小説家」と思いこんだよ-で。

買いながら「きっと狛犬泥棒の本編が載ってるに違いない」とか意味不明な妄想をめぐらせていた自分がちょー素敵?

もひとつ。
本の後ろ(表4)にアオリ解説が入っているのれすが、最後にある「本書は著者が満を持して放つ初の一般向け作品」のフレーズ。

あぁつまりライトノベルは「一般向け」ではなくて「逸般向け」と。でもこの本も一般向けかというと結構人を選ぶんでない?とか。イマドキの「一般人」は小説なんて読むのかなぁ。漫画も読まないって聞いたことあるけど。

トラックバック

http://www.magicalrabbit.jp/MT42/mt-tb.cgi/175

コメントを書く

コメント機能は現在調整中DEATH。

最近の記事


カテゴリ一覧