少女七竈と7人の可愛そうな大人 桜庭一樹 角川書店 ¥1400+税 ISBN4-04-873700-7
ようやっと読了。コミケをはさんで、かなりのんびり読んでいたからねぇ。
帯に書いている書評、全部男性のものじゃないかなぁ。桜庭一樹作品はどれもそういうところがあるけど、今回のは時に、男と女で感想が大きく変わりそうな印象があります。
要は、男視点になってしまうか、女視点になってしまうかの違いだけど。
思うに、ほかの作品は、人格としての「男性」が存在しなかったんではないかと思うのです。どちらかというと、悪とか異物として存在していたような気が。
このあたりが少女小説(多分、用法不適切)とそうでないものとの違いか。あたしには少女はわかる気がしても、女性はわからん。
今回は「旅」に出てしまう七竈を見送る雪風が、何かやたらと印象的な感じです。
その他。
”鉄”要素多し。なにせ七竈と雪風が”鉄”なので。このあたり、”鉄”な友人に一度感想を聞きたい気が。
ところで「雪風」というと、どーにも戦艦とか宇宙戦艦とか(いや、どっちも巡洋艦だったか?)を連想してしまうのはやっぱり古い証拠か。
あと、後半微妙にツンデレ百合。後輩緒方みすずは明らかにツンデレだと思うが、どうか。
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